神輿じんよ)” の例文
ややもすれば神輿じんよを振り立てて暴れ出す延暦寺の山法師どもも、この頃はおとなしくときの味噌汁をすすって経を読んでいるらしい。長巻ながまきのひかりも高足駄の音も都の人の夢を驚かさなかった。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)