確固しっか)” の例文
何も知らない十四の花嫁は、厚い綿と錦繍きんしゅうにくるまれて、父の冷たい甲冑の背中に、確固しっかと結びつけられていたのである。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とばかり、さきに手文庫やその他から捜索した往来の書簡反古などと共に、介三郎が確固しっかと護持して、どやどやと、踏みあらした玄関から門のほうへ歩み出したが、ふと
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)