破軍はぐん)” の例文
引きしぼったかぶら矢はうなりを曳いて雲間に破軍はぐんの笛をふいた。と共に、一万余の諸声もろごえが、三度、山こだましてあかつきを揺りうごかした。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)