破墻やれがき)” の例文
「将軍将軍。その糜夫人かも知れませんよ。左のももを敵に突かれ、彼方の農家の破墻やれがきの陰へ、幼児を抱いて、仆れている貴夫人があります。すぐ行ってごらんなさい。つい今し方のことですから」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)