併し養老元年九月の行幸(元正天皇)の時だとすると、やはり槻落葉つきのおちばでいったごとく石上豊庭いそのかみのとよにわだろうということとなる。この豊庭説が有力である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)