“矩之”の読み方と例文
読み方割合
くし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
棭斎の孫女まごむすめは後に蘭軒の子柏軒に嫁し、柏軒のむすめが又棭斎の養孫やうそん矩之くしに嫁して、伊沢狩谷の二氏は姻戚の関係を重ねた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
此年丙辰に狩谷氏では三平懐之ぺいくわいしが歿した。七月二十日に五十三歳で歿したのである。継嗣は三右衛門矩之くしである。矩之は本斎藤氏で、父を権右衛門と云つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
此年狩谷氏では懐之くわいしが四十歳になつて、後に其養嗣子となるべき三右衛門矩之くしが斎藤氏の家に生れた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)