“眩目的”の読み方と例文
読み方割合
げんもくてき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが陽気で眩目的げんもくてきであるだけに効果は大概皮相的で、人の心のほんの上面をなでるだけである。そしてなでられたくない人は、自由にそれを避ける事ができる。
神田を散歩して (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
これに反して大変評判のよかったある二、三の風景画などには、あまりにあらわな眩目的げんもくてきな見せつけ場所や、眼を突くような技巧の鉄条網が邪魔になって私にはどうしても絵の中へ踏み込めなかった。
帝展を見ざるの記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)