盛冠花鬚せいかんかびん)” の例文
その日になると、関羽は、緑の戦袍せんぽうを着、盛冠花鬚せいかんかびん、一きわ装って小舟にのった。供の周倉は、面はみずちのごとく青く、唇は牙をあらわし、腕は千斤も吊るべしと思われる鉄色の肌をしている。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)