白足びやくそく)” の例文
またの名を白足びやくそく和尚と呼ばれただけあつて、足の色が顔よりも白く滑らかで、外を出歩く時雨上りの泥水の中をざぶざぶと徒渉かちわたりしても、足はそれがために少しも汚されなかつたといふことだ。
春の賦 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)