白羽箭びゃくうぜん)” の例文
そのとき一本の白羽箭びゃくうぜんが風を切ってどこからか飛んできた。あッと、虚空へ絶叫をあげたのは鄧賢だった。白い矢は彼の喉ぶえ深く喰いついていたのである。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)