白箸しろばし)” の例文
それは紫のひもで首を縛った空気入りの護謨ごむ人形で、少年が手品に使用したものを油絵具か何かで塗り直してドアの上のかまちに突込んだ白箸しろばしに引っかけたものらしかった。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)