発菩提ほつぼだい)” の例文
「そのためにまた、悩みの中へ入ってゆくを、愚とはおぼされぬか。心とは、そうしたものでない。発菩提ほつぼだいの一瞬から、心はさわやかに、眉すずやかに、寝るも起きるも、この浄土でのうてはならぬ」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)