瘧病おこりやみ)” の例文
そのうち女のつぶやいている詞が、次第に耳に慣れて聞き分けられて来た。それと同時に正道は瘧病おこりやみのように身うちがふるって、目には涙が湧いて来た。
山椒大夫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)