略解本りゃくげぼん)” の例文
「ああ、これは寛永二十年の活字本で珍しいものだ、今日の万葉集はすべてこれを底本ていほんにしているが、普通には千蔭ちかげ略解本りゃくげぼんが用いられている、よほど好書家でないとこれを持っていない」
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)