トップ
>
田舎女
>
いなかおんな
ふりがな文庫
“
田舎女
(
いなかおんな
)” の例文
日傭稼
(
ひようかせ
)
ぎの貧乏な
田舎女
(
いなかおんな
)
は、駅馬車が通れば振り返って見ますが、自分の畑の仕事をしてる地主の女は、振り向きもいたしません。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
いっそもう誰か
田舎女
(
いなかおんな
)
をめとって、と考えた事もありましたが、白足袋や主婦の一日始まりぬ、そのあなたの美しいまぼろしが、いつも眼さきにちらついていながら、田舎女の
冬の花火
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
汽車へ乗っていると、日頃の
倦
(
あ
)
き
倦
(
あ
)
きしていることが、いっぺんに吹き飛んでしまって、東京へ帰る時などは、
田舎女
(
いなかおんな
)
が初めて上京して来るようなそんな気持ちになり済ましているのだ。
生活
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
ペルペチュー修道女はありふれた
田舎女
(
いなかおんな
)
であり、粗野な慈恵院看護婦であって、普通世間の職につくと同じように神の務めにはいってきたのだった。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
修道団というものは、カプュサン派やユルシュリーヌ派の修道女にたやすく鋳直された
田舎女
(
いなかおんな
)
の重々しい陶器をも喜んで受け入れるものである。その粗野な人たちも信仰の道の粗末な仕事には役立つ。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
舎
常用漢字
小5
部首:⼈
8画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“田舎女”で始まる語句
田舎女郎