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生首
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くび
ふりがな文庫
“
生首
(
くび
)” の例文
「たった今、この庭へ、二十七、八の浪人が、女の
生首
(
くび
)
をかかえ、血刀を引ッさげたまま、逃げこんで参ったのを、御承知はあるまいか」
無宿人国記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
憎むが如く、笑うが如く、また泣くが如く——そこに屈んでいた人間は、女の
生首
(
くび
)
を、手から、転がして、また
頬摺
(
ほおず
)
りをした。
無宿人国記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
病気にでも取ッつかれそうな気がしていた
簪
(
かんざし
)
を——あの里次の
生首
(
くび
)
のにおいを持つ簪を——、そっと、墓石のそばの土中へ、ふかく、差し込んだのである。
無宿人国記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
首
常用漢字
小2
部首:⾸
9画
“生首”で始まる語句
生首級
生首提灯