初重の仕形だけのもあり、二手先または三手先、出組だしぐみばかりなるもあり、雲形波形唐草生類彫物しやうるゐほりもののみを書きしもあり、何より彼より面倒なる真柱から内法うちのり長押なげし腰長押切目長押に半長押
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)