生胆取いきぎもとり)” の例文
旧字:生膽取
柳河の街の子供はかういう時幽かなシユブタ(方言はえの一種)の腹の閃きにも話にきく生胆取いきぎもとりの青い眼つきを思ひ出し、海辺の黒猫はほゝけ果てた白い穂の限りもなく戦いでゐる枯葦原の中に
水郷柳河 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)