“生牛（おうし）” の例文
森武蔵守の第二隊は——第一隊との間に、かなりの距離をおいているので、生牛（おうし）ヶ原に、兵馬を休め、兵糧をつかっていた。
新書太閤記：10 第十分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
徳川勢の追躡（ついしょう）を知ると、ただちに、生牛（おうし）ヶ原（はら）に休めていた第二隊を挙げて、家康ここにあり——と、さし招いている、ふじヶ根山の金扇（きんせん）をにらんで、堂々たる決戦の意志を
新書太閤記：10 第十分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
「すぐ隊伍を立て直され、生牛（おうし）ヶ原（はら）、金萩（かなはぎ）ヶ原（はら）と、あとに続いて参られまする」
新書太閤記：10 第十分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)