狐兎偃鼠ことえんそ)” の例文
猛禽はさいぜん、子をもとめ得て、かの古巣をさして舞い戻ったが、そのほかに地を走る狐兎偃鼠ことえんそやからもいないはずはない。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)