狎親なれした)” の例文
守の方は十六七歳にもならうか可哀らしい顔をしてゐるので私はいろいろ話をして見ようとして近づいた。しかるに童子のなれなれしく振舞ふに似ず、守の娘は決して私に狎親なれしたしむことをしない。
イーサル川 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)