牙彫げちょう)” の例文
展覧の方は今日のように硝子箱ガラスばこに製品を陳列するなどの準備などは無論なく、無雑作なやり方ではあったが、牙彫げちょうの製品はかなり出品があって賑やかであった。
東京彫工会というものの出来たのは、妙なことが動機となって出来たのであります(ちょっと断わって置きますが、その当時の彫刻家は全部牙彫げちょうという有様であった)
同氏の出品は薄肉の額で、同氏得意のもので、世評も大したものであったらしく、私が見ても牙彫げちょう界恐らくこの人の右に出るものはなかろうと思いました。しかし、その人は知らない。