片羽山かたはやま)” の例文
白き鹿を見てこれを追ひこの谷に千晩こもりたれば山の名とす。その白鹿撃たれて逃げ、次の山まで行きて片肢折れたり。その山を今片羽山かたはやまといふ。さてまた前なる山へ来てつひに死したり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
白き鹿を見てこれを追いこの谷に千晩こもりたれば山の名とす。その白鹿撃たれて遁げ、次の山まで行きて片肢かたあし折れたり。その山を今片羽山かたはやまという。さてまた前なる山へきてついに死したり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)