やす)” の例文
そして、また窓の下の音楽を聴いていたが、タローガッタはなおやすむ様子もなく河の上に射す月の光に応じた。それは千里に連る原野の秘めた歴史のようであった。
罌粟の中 (新字新仮名) / 横光利一(著)