“焚料”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
バンカ50.0%
たきもの50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雛壇をこしらえて、天狗取り作業をやるのは、焚料バンカ炭の場合に限られていた。それを、今日、特に、棚を吊ったのは、敵の裏をかく作戦である。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
明日は、早朝から、聯合組の大仕事、アメリカ航路のメキシコ丸の焚料バンカ炭、三百トン積込み荷役を控えて、前景気に、金五郎中心に、一杯、飲んでいた。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
置かば立派で神威を増し、伐らば二束三文の神林を、ことごとく一時に伐り尽させたところが、思うほどに売れず、多くは焚料たきものとするか空しく白蟻を肥やして、基本金に何の加うることなき所多し。
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)