灰汁濾あくこ)” の例文
また箭渓の村の西には、山姥の灰汁濾あくこしと云う小さな谷があって、岩の間にはいつも灰汁の色をした水がたまっています。この水でその山姥が布を晒していたというのであります。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)