“潺閑”の読み方と例文
読み方割合
せんかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梢上に囀づる小鳥の声も、渓谷を下る潺閑せんかんたる流も、山端に吹く松風の音も、浜辺に寄する女波男波のさゝやきも、即ち是れ地のオーケストラの一部奏に過ぎない。地は偉大なる芸術者である。
土民生活 (新字旧仮名) / 石川三四郎(著)