“湟”の読み方と例文
読み方割合
ほり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
躑躅つつじヶ崎の信玄の館は文字通り館で城ではなかった。面積東西百五十六間。そうして南北は百六間。一丈ばかりの土手を巡らし一重のほりが掘られてある。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
曲輪を抜けほりを飛び越え、若い一人の侍が、森然しんと更けた町々を流星のように駈け抜けた時、折悪く道で邂逅いきあった人はどんなに驚いたか知れなかったであろう。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)