渡海船とかいせん)” の例文
吉之丞は渡海船とかいせんを扱っていたので、さよ船の構造を知っている。和船ならいきなり棚板になるところに船梁ふなばりが通っているため、ふなばた外板そといた内張うちばりの間に隙間があって、それが船底につづいている。
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)