渡世人とせいにん)” の例文
渡世人とせいにんの姿勢を崩さず、羞恥しゅうちとか、有り来たりの女らしさなぞは対岸に捨て去って、世間を睥睨へいげいして暮らして行くのだ。
刺青 (新字新仮名) / 富田常雄(著)
おむら それでは自棄やけも手伝って、荒っぽい渡世人とせいにんにも成る筈だねえ。
瞼の母 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)