清々すが/″\)” の例文
日は眞晝、眼前の瀬は日光を受けて銀色に光り、峽間はざまの風は極めて清々すが/″\しく吹き渡り、こまかな榎の枝葉は斷えず青やかな響を立てゝそよめいてゐた。
古い村 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
息を呑んだまゝ立ちすくんでゐる彼女の、朝の化粧の清々すが/″\しい瞼がまづこれに応へた。
(新字旧仮名) / 岸田国士(著)