海棠林檎かいどうりんご)” の例文
広縁のゆっくり取ってある、ひさしの深い書院のなかで、たまに物を書きなどしていると、青蛙あおがえるが鳴き立って、窓先にある柿や海棠林檎かいどうりんごの若葉に雨がしとしとそそいで来る。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)