リュウ)” の例文
アルグゥイーンの浮洲まで四十リュウもあるというのでは、そこまでの仕事を仕終すことは、とうてい不可能だと思われたからである。
海難記 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
午後三時十五分、吹くほどの風もない天気晴朗の昼さなか、西亜弗利加の沿岸からわずか四十リュウのところで、愚昧な艦長は三檣戦艦を擱坐させてしまったのである。
海難記 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
リュウほどのところに、ラ・メデュウズが白い波頭に巻かれながら寂然としずまっているのが見えた。
海難記 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)