“浪曼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうまん75.0%
ローマン25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新即物主義を奉ずる若い演奏家たちも、カサルスほど客観的にはなり得ず、浪曼ろうまん派の演奏家たちも、カサルスほど豊かな情緒は持ち得ない。
彼の文学の浪曼ろうまん性は虚妄の秩序をしりぞけること、いきおい悪の華を開花せしめる如くに展開するが
「鷹」 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
今は普魯西プロシヤのカイゼル父子とそれをめぐっていた軍閥者流とが代表として固執していた旧式な浪曼ローマン主義に根ざす軍国主義や専制主義がこの度の戦争の末期において頓挫とんざしたために
激動の中を行く (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)