泰山府君たいざんふくん)” の例文
知盛はこれをひどく大切にして、毎月一日ごとに泰山府君たいざんふくんを祭り、馬の無事を祈っていたほどであった。それがこのたび、主人の命を助けることになったのである。馬はもと井上黒いのうえぐろと呼ばれていた。