泥舟でいしゅう)” の例文
弟のなかなかきかない方が、やっと九歳で、通称けん三郎、あざな寛猛ひろたけ、後に養家の高橋姓に改めて、伊勢守となり、泥舟でいしゅうと号した人である。
剣の四君子:04 高橋泥舟 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
忍斎にんさいと号し、または泥舟でいしゅうともったのは、ずっと彼の晩年ではあるが、便宜上、以下高橋謙三郎を単に泥舟で記してゆく。
剣の四君子:04 高橋泥舟 (新字新仮名) / 吉川英治(著)