泣寝入なきねいり)” の例文
旧字:泣寢入
逃げられなくても、そのうち向うから泣寝入なきねいりにせねばならぬような準備をととのえてある。小野さんは明日あした藤尾と大森へ遊びに行く約束がある。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
どうせシナ政府は我が国を助けることは出来やしないとあなどり切って居るものですから、その儘泣寝入なきねいりになって勢力は次第に衰えて行くという今日の有様である。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)