河合伝八かあいでんぱち)” の例文
南天の枝へ六尺棒を預けて、くつぬぎ石から投げるように、縁へ腰をおろしましたが、それはやはりこのかこい内に住む同心組のひとり、河合伝八かあいでんぱちと分っているので、べつに顔も上げないで
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)