“江越”の読み方と例文
読み方割合
ごうえつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、江越ごうえつの境は、雪、蜀道しょくどうの如きものがある。兵も輜重しちょうも越えられたものではない。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なぜならば、今、数万の役夫を徴用ちょうようして、あの江越ごうえつ国境の山また山を除雪しながら進む難儀は、それをもっと早い一月に決行しても、去年の冬に断行しても、帰するところ、難渋なんじゅうな点は同じであった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)