氏家卜全うじいえぼくぜん)” の例文
殿軍しんがりをいいつかった柴田勝家や氏家卜全うじいえぼくぜんなどは、なお退くことをいさぎよしとしない部隊を駈けまわって、退却をうながした。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
元亀げんき二年のときは宿将勝家かついえが負傷し、氏家卜全うじいえぼくぜんが戦死し、去年の出征には、部将の林新二郎以下たくさんな戦死があるなど、苦杯を喫しつづけて来た敵である。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
柴田、佐久間の首席をはじめ、氏家卜全うじいえぼくぜん、安藤伊賀守、武井夕菴たけいせきあん、明智十兵衛などの顔もあった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)