毛皮裏ツユウパア)” の例文
列車が停るたび、片栗粉のやうにギシギシした雪を踏んで、ぶらぶら歩くのですか、皆毛皮裏ツユウパアの外套を着込んで、足にはラシャ地で製つた長靴をはいてゐます。
シベリヤの三等列車 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)