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『シベリヤの三等列車』
ふりがな文庫
『
シベリヤの三等列車
(
シベリヤのさんとうれっしゃ
)
』
1信 満洲の長春へ着いたのが十一月十二日の夜でした。口から吐く息が白く見えるだけで、雪はまだ降つてゐません。——去年、手ぶらで来ました時と違つて、トランクが四ツもありましたし、駅の中は兵隊の波で、全く赤帽を呼ぶどころの騒ぎではないのです。ギ …
著者
林芙美子
ジャンル
歴史 > 地理・地誌・紀行 > ヨーロッパ
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約21分(500文字/分)
朗読目安時間
約35分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
承知
(
ダア
)
苦味
(
にが
)