残肴余滴ざんこうよてき)” の例文
(縁側にどかりと腰をおろし)いかに我等国民学校教員が常に赤貧せきひん洗うが如しといえども、だ、あに必ずしも有力者どもの残肴余滴ざんこうよてきにあずからんや、だ。ねえ、菊代さん、そうじゃありませんか。
春の枯葉 (新字新仮名) / 太宰治(著)