歳徳神としとくじん)” の例文
しかし正月となるとさらにいま一段と大切なる賓客が、雪を踏み分けて迎えられねばならなかった。正月さまとも歳徳神としとくじんとも福の神とも名づけて、一年の福運を約諾やくだくしたまうべき神々がそれであった。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)