武庫浦むこのうら)” の例文
天平八年夏六月、武庫浦むこのうらを出帆したのが、対馬つしまに来るともう黄葉が真赤に見える頃になっている。彼等が月光を詠じ黄葉を詠じているのは、単に歌の上の詩的表現のみでなったことが分かる。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)