樵夫道そまみち)” の例文
この道こそ、唯一の登り口で、あとは容易に頂へ行けない樵夫道そまみちにすぎない。瀬兵衛は、それを知っていただけに早かった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山といっても大した山ではないし、やっと人の通れるほどな樵夫道そまみちが幾つかあるに過ぎないこの街亭などへ、なんで魏が大軍を傾けて来るものか。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
谷間づたいに、樵夫道そまみちをさがして、やがて大江の岸辺へ出た。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)