格子戸口こうしどぐち)” の例文
巡査は格子戸口こうしどぐちに立ったまま、言葉をついで、入檻にゅうかん中の半蔵が帰宅を許されるからと言って、身柄を引き取りに来るようとの通知のあったことを告げた。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)