柹蔭山房しいんさんばう)” の例文
大正十五年三月十八日の朝、東京から行つた藤沢古実ふるみ君が、柹蔭山房しいんさんばうに赤彦君を見舞つたはずである。ついで摂津西宮にしのみやを立つた中村憲吉君が、翌十九日のひるちかくに到著したはずである。
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)