枯草ヘイ)” の例文
彼女の林檎りんごのような頬、小鳥のような眼、陽に焼けた手、枯草ヘイの香りのするであろう頭髪、そこには紐育の女なぞに見られない線のこまかい愛らしさがあると、フリント君は思った。
夜汽車 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)