甲板かんぱんのうえに出ている枠型空中線わくがたくうちゅうせんの支柱を、把手ハンドルによってすこしずつ廻していると、電波がどっちの方向から来ているか分る仕掛しかけになっていた。
幽霊船の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)